泡だとかぽこだとか。時折ルージュとか。初めての方は「各カテゴリ説明」をお読みください。
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「分かれるって、どうやって?」
レジィナの質問に、スイフリーは視線を宙にさまよわせながらしばらく考え、それから口を開いた。
「さっきの件からいって、室内以外の場所に辿り着くこともあるようだ。となると、いきなり攻撃されることがないとも限らない。であれば、なるべく回復魔法が使える人員は分けたほうがいいな」
スイフリーはその場にいる冒険者たちを一瞥する。
「回復魔法を使えるのは6人か。2人組みをつくるなら、1チームだけは回復なしになるな。なら、堅いのがいたほうがいい。それから、暗視持ちも分かれたほうがよかろうよ」
提案を受け、さっそく紙を用意し、メモをつくる。
「神官たちとマウナが回復できて、シャーマンとドワーフが暗視とか可能で」
それぞれが何を出来るのか確認しあい、なるべく良い条件になるように組み分けをしていく。
「……」
それぞれが、決まった相手をみて一度黙る。あるものは硬直し、またあるものは小さくガッツポーズをする。
「アーチーとが良かったのにィ」
「お姉さん、仕方ないですよ」
「はとこはよくよくファリス神官に縁あるなぁ。神様に監視されてんのちゃう?」
「シャレにならんかもしれん、やめてくれ」
「高レベルシーフ!」
「はっはっは、おやっさん、ナチュラルに幸せがだだ洩れしてるな。その気持ちはよくわかるゾ」
「えー、何で?」
「胸に手を当てて考えてみぃ」
それぞれ勝手なことを言っていたが、やがて諦めたようにペアでまとまる。
「小鳩亭は新築になって、2階は全部で10部屋。1階は食堂以外には地下への入り口、家族の使うスペースとして3部屋。地下は倉庫で2部屋」
マウナの説明に全員ばらばらと頷く。
「城よりは勿論狭いし、2組も残れば十分か」
アーチボルトは一人頷き、それから全員を見た。
「私残りたい」
マウナは言うと、ペアであるレジィナを見る。
「いいよ。気になるんでしょ? 城のリズたちは気になるけど、皆がやってくれるだろうし」
「マウナが残るなら、私も残ります!」
イリーナがすかさず手を挙げる。向かいでスイフリーがげんなりした顔をしたが、気にしないようだった。
「はとこはええの?」
「仕方がなかろう。あのドア開けるなよ? ……よほど行き詰まった時以外は」
城へつづくドアから出ていった仲間を見送り、小鳩亭を探索することになった面々は顔を突き合わせ会議にはいる。
「わたしたちは現在武器を持っていない。イリーナはフル装備でやってきたらしいが、そんなもん室内で振り回されたらたまったものではないからな。武器はもつな」
「うう、つらいです」
「ガラスも割らないでね」
マウナからの追い打ちに、イリーナは遠い目をしてみせる。
「せいぜい拳で語れ。イリーナもレジィナもそれなりに戦えるだろう」
「まあ、普通よりは、ね」
何事もなかったかのようにスイフリーは話を無視し、話を続けた。その質問にレジィナが返答する。
「とりあえず、脅威があってもすぐには対処せずドアを閉める。部屋がどうつながっているのか確認するのを最優先する。この2点で探索するぞ」
「わかったわ。私たちは1階を探すから、イリーナ達は2階をお願い」
■今日はここまで。しばらくここまで。
小鳩亭とストローウィック城の部屋がわからなかったから書けずにいたよ。
でも、考えてみたら、小鳩亭って火事で燃える前は何となく宿内の説明あったけど、建て直したんだよね。なのでなかはわからない、ので、適当に書いた。それでいいじゃないか。なぁ。
レジィナの質問に、スイフリーは視線を宙にさまよわせながらしばらく考え、それから口を開いた。
「さっきの件からいって、室内以外の場所に辿り着くこともあるようだ。となると、いきなり攻撃されることがないとも限らない。であれば、なるべく回復魔法が使える人員は分けたほうがいいな」
スイフリーはその場にいる冒険者たちを一瞥する。
「回復魔法を使えるのは6人か。2人組みをつくるなら、1チームだけは回復なしになるな。なら、堅いのがいたほうがいい。それから、暗視持ちも分かれたほうがよかろうよ」
提案を受け、さっそく紙を用意し、メモをつくる。
「神官たちとマウナが回復できて、シャーマンとドワーフが暗視とか可能で」
それぞれが何を出来るのか確認しあい、なるべく良い条件になるように組み分けをしていく。
「……」
それぞれが、決まった相手をみて一度黙る。あるものは硬直し、またあるものは小さくガッツポーズをする。
「アーチーとが良かったのにィ」
「お姉さん、仕方ないですよ」
「はとこはよくよくファリス神官に縁あるなぁ。神様に監視されてんのちゃう?」
「シャレにならんかもしれん、やめてくれ」
「高レベルシーフ!」
「はっはっは、おやっさん、ナチュラルに幸せがだだ洩れしてるな。その気持ちはよくわかるゾ」
「えー、何で?」
「胸に手を当てて考えてみぃ」
それぞれ勝手なことを言っていたが、やがて諦めたようにペアでまとまる。
「小鳩亭は新築になって、2階は全部で10部屋。1階は食堂以外には地下への入り口、家族の使うスペースとして3部屋。地下は倉庫で2部屋」
マウナの説明に全員ばらばらと頷く。
「城よりは勿論狭いし、2組も残れば十分か」
アーチボルトは一人頷き、それから全員を見た。
「私残りたい」
マウナは言うと、ペアであるレジィナを見る。
「いいよ。気になるんでしょ? 城のリズたちは気になるけど、皆がやってくれるだろうし」
「マウナが残るなら、私も残ります!」
イリーナがすかさず手を挙げる。向かいでスイフリーがげんなりした顔をしたが、気にしないようだった。
「はとこはええの?」
「仕方がなかろう。あのドア開けるなよ? ……よほど行き詰まった時以外は」
城へつづくドアから出ていった仲間を見送り、小鳩亭を探索することになった面々は顔を突き合わせ会議にはいる。
「わたしたちは現在武器を持っていない。イリーナはフル装備でやってきたらしいが、そんなもん室内で振り回されたらたまったものではないからな。武器はもつな」
「うう、つらいです」
「ガラスも割らないでね」
マウナからの追い打ちに、イリーナは遠い目をしてみせる。
「せいぜい拳で語れ。イリーナもレジィナもそれなりに戦えるだろう」
「まあ、普通よりは、ね」
何事もなかったかのようにスイフリーは話を無視し、話を続けた。その質問にレジィナが返答する。
「とりあえず、脅威があってもすぐには対処せずドアを閉める。部屋がどうつながっているのか確認するのを最優先する。この2点で探索するぞ」
「わかったわ。私たちは1階を探すから、イリーナ達は2階をお願い」
■今日はここまで。しばらくここまで。
小鳩亭とストローウィック城の部屋がわからなかったから書けずにいたよ。
でも、考えてみたら、小鳩亭って火事で燃える前は何となく宿内の説明あったけど、建て直したんだよね。なのでなかはわからない、ので、適当に書いた。それでいいじゃないか。なぁ。
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