泡だとかぽこだとか。時折ルージュとか。初めての方は「各カテゴリ説明」をお読みください。
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「まあ、ともかくこれからどうしましょうか。生贄になるなんてごめんですし」
口ではそう言いながら、グイズノーの表情は相変わらず真意の分からない笑顔のままだ。
「ともかく手がかりを探すのが先決だろう。……盗賊があれだが」
ガルガドが隣でため息をつく。向こう側と分断されてどのくらいの時間がたったのか分からないが、多分時間が立てばたつほど危険度は増している。
「では、もう一度屋敷の中を見て回りましょう。何か新しい発見があるかもしれません」
グイズノーが頷く。
「えっと、じゃあ、確認しておこうよ。グイズノーさんがラーダ神官で、賢者だっけ」
エキューの問いかけにグイズノーは頷いた。
「クレアさんがファリスの神官戦士で、レジィナさんが……戦士だよね?」
「この状況でバードだとは言わないよ」
レジィナは苦笑しながら頷く。
「僕がシャーマンと戦士で、ノリスがシャーマンと盗賊。ガルガドがマイリーの神官戦士で、バスが盗賊とバード」
「偏ってるねー。何か神様の博覧会みたい」
ノリスのことばに、ガルガドが盛大なため息をつく。
「魔術師が居ないのがつらいところですね。同様に向こうも今頃スイフリーあたりが神官が居ないとか言ってそうですけど」
「イリーナが居るじゃないですか」
グイズノーの言葉にクレアはきょとん、とした顔で首をかしげる。
「戦略上、高僧じゃないのできっと忘れてます」
一階から順に、屋敷の中を見て回る。
屋敷の大半を使って作られた大広間が、こちら側のメインの部屋になる。後、こちら右半分からいける部屋と言えば、台所くらいのものだ。反対側には主の部屋らしいものや遊興室があった。手がかりが見つけやすいのは多分反対側だろう、とグイズノーは考える。
合流する方法さえ発見すれば、パラサも居ることだ、すぐにこちらへ向かうはず。つまり、向こうもまだほとんど手がかりを得ていない、ということだろう。もっとも、アーチボルトやスイフリーがむやみやたらに事態を複雑化させている可能性もないではないが。
大広間は綺麗に整えられた、つまり最初に屋敷に来た状態のまま、何の変化もなかった。
「ノリス」
部屋の壁など叩きながら、空洞などないか調べていたノリスに、グイズノーは声をかける。
「なにー?」
「最初に地震があったのですよね?」
「うん、そうだよ?」
グイズノーは答えを聞いて部屋を眺める。
「わたくしの部屋もそうでしたが、なぜ地震があったのに、何も乱れてはいないのでしょう。もっとも、わたくしはその地震にさえ気付かなかったのですが。地震は激しかったですか?」
「それなりに凄かったよ?」
「でしたら、燭台くらい倒れていそうなものですが」
グイズノーはテーブルの上に置かれた銀の燭台を手に取る。重量はあるが、揺れれば倒れるだろう。
「ブラウニーが居て次々掃除してまわってるとか?」
レジィナに対し、エキューが首を横に振る。
「ソレはないよ。ブラウニーを感じられないから」
「そっかー。変なの」
レジィナは首をかしげると、曖昧に笑った。
「で? 空洞とか隠し部屋はないのか?」
ガルガドの声に、ノリスとバスが首を横に振る。
「ないと思うよ。窓があった場所とかも音が違わないし」
「そうか」
ガルガドは大きく息を吐いた。
「では、別の部屋を探すとするかの。台所か」
■ところでまたバスが喋ってないのだが、もう気のせいと言うことにしよう。
むしろしゃべらないからバス、ということにしよう。
あと、クレアさんのイラストは随時受け付けております。ギブミークレアさん。スイフリー附属ならなおよろし(附属!?)
この話は友人にクレアさんを描いてもらうために書いているはずなのですが、友人からいっこうにクレアさんがプレゼントされてきません。
口ではそう言いながら、グイズノーの表情は相変わらず真意の分からない笑顔のままだ。
「ともかく手がかりを探すのが先決だろう。……盗賊があれだが」
ガルガドが隣でため息をつく。向こう側と分断されてどのくらいの時間がたったのか分からないが、多分時間が立てばたつほど危険度は増している。
「では、もう一度屋敷の中を見て回りましょう。何か新しい発見があるかもしれません」
グイズノーが頷く。
「えっと、じゃあ、確認しておこうよ。グイズノーさんがラーダ神官で、賢者だっけ」
エキューの問いかけにグイズノーは頷いた。
「クレアさんがファリスの神官戦士で、レジィナさんが……戦士だよね?」
「この状況でバードだとは言わないよ」
レジィナは苦笑しながら頷く。
「僕がシャーマンと戦士で、ノリスがシャーマンと盗賊。ガルガドがマイリーの神官戦士で、バスが盗賊とバード」
「偏ってるねー。何か神様の博覧会みたい」
ノリスのことばに、ガルガドが盛大なため息をつく。
「魔術師が居ないのがつらいところですね。同様に向こうも今頃スイフリーあたりが神官が居ないとか言ってそうですけど」
「イリーナが居るじゃないですか」
グイズノーの言葉にクレアはきょとん、とした顔で首をかしげる。
「戦略上、高僧じゃないのできっと忘れてます」
一階から順に、屋敷の中を見て回る。
屋敷の大半を使って作られた大広間が、こちら側のメインの部屋になる。後、こちら右半分からいける部屋と言えば、台所くらいのものだ。反対側には主の部屋らしいものや遊興室があった。手がかりが見つけやすいのは多分反対側だろう、とグイズノーは考える。
合流する方法さえ発見すれば、パラサも居ることだ、すぐにこちらへ向かうはず。つまり、向こうもまだほとんど手がかりを得ていない、ということだろう。もっとも、アーチボルトやスイフリーがむやみやたらに事態を複雑化させている可能性もないではないが。
大広間は綺麗に整えられた、つまり最初に屋敷に来た状態のまま、何の変化もなかった。
「ノリス」
部屋の壁など叩きながら、空洞などないか調べていたノリスに、グイズノーは声をかける。
「なにー?」
「最初に地震があったのですよね?」
「うん、そうだよ?」
グイズノーは答えを聞いて部屋を眺める。
「わたくしの部屋もそうでしたが、なぜ地震があったのに、何も乱れてはいないのでしょう。もっとも、わたくしはその地震にさえ気付かなかったのですが。地震は激しかったですか?」
「それなりに凄かったよ?」
「でしたら、燭台くらい倒れていそうなものですが」
グイズノーはテーブルの上に置かれた銀の燭台を手に取る。重量はあるが、揺れれば倒れるだろう。
「ブラウニーが居て次々掃除してまわってるとか?」
レジィナに対し、エキューが首を横に振る。
「ソレはないよ。ブラウニーを感じられないから」
「そっかー。変なの」
レジィナは首をかしげると、曖昧に笑った。
「で? 空洞とか隠し部屋はないのか?」
ガルガドの声に、ノリスとバスが首を横に振る。
「ないと思うよ。窓があった場所とかも音が違わないし」
「そうか」
ガルガドは大きく息を吐いた。
「では、別の部屋を探すとするかの。台所か」
■ところでまたバスが喋ってないのだが、もう気のせいと言うことにしよう。
むしろしゃべらないからバス、ということにしよう。
あと、クレアさんのイラストは随時受け付けております。ギブミークレアさん。スイフリー附属ならなおよろし(附属!?)
この話は友人にクレアさんを描いてもらうために書いているはずなのですが、友人からいっこうにクレアさんがプレゼントされてきません。
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