泡だとかぽこだとか。時折ルージュとか。初めての方は「各カテゴリ説明」をお読みください。
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全員で廊下を歩き、台所へ到着する。ご丁寧にも、台所の真ん中にも屋敷を分断する例の壁は存在しており、台所を半分に分けていた。
「これって、向こう側には誰も立ち入れない空間があるってこと?」
エキューが壁をコンコンと叩きながら尋ねる。
「そうでしょうね。台所は屋敷の北側中央にありましたし、入り口はこちら側だけでした。つまり、台所西側は新しくできた壁と、元の壁で入り口のない空間になっているでしょう」
グイズノーが頷くのをみて、エキューはノリスを見た。
「なんとかその西側にいけないかな?誰も立ち入れないんだったら、何かありそうな気がしない?」
「んー。じゃあ、調べてみる」
バスと共に西側へ行く方法がないか探り出したノリスをみて、ガルガドは少しため息をつく。あのヘボシーフで何とかなるだろうか。
「心配ですか?」
いつの間にかクレアが隣に立っていて、ノリスへ視線を向けた状態で尋ねる。
「あれが、ではなく、今後を考えると少々心配かの」
「そうですか。……貴方はノリスさんを心配しているように見えたのですけど」
「まあ、それも心配ではある」
「確かに無邪気で多少心配な部分はありますけど、有能に見えますよ」
「ここまで成長するまでどれだけワシが苦労をしたか……しかもそれもまだ続きそうでの……」
「マイリー神官は自分の仕える勇者を探すか、もしくはその存在に自分がなるか、ですよね? 貴方の場合、彼ですか?」
「お前さん、ワシの胃に穴をあけるつもりか」
ガルガドが苦笑する。
「でも、神の試練はいつでも厳しく、それでいて暖かで明確な導きがあるでしょう?」
「お前さんにもあったのか?」
「未だに修行中です。理解したと思ったらすり抜けていく、そんな感じです」
ガルガドはクレアを見上げる。彼女は壁をじっと見ているだけだ。
「こんなに困った状況なのに、何もできないのは歯がゆいですね」
「駄目ー。全然駄目ー」
ノリスとバスは、ココからでは西側に行けないと結論付けたようだった。
「床に穴あけちゃいましょうか。こういうところでしたら、修理代の請求もないでしょうし」
「ソレは最終手段だね」
グイズノーの提案に、エキューは肩をすくめて見せた。
「向こうに行くため、だよね?」
ノリスが壁を指す。
「もしくは外に脱出だけでも。向こう側に外から入れるって可能性もあるし」
「この壁自体をどうにかする方法はなさそうだけど、例えば屋根裏とか地下室とか、そういう方向からの侵入かな? 脱出も」
「地下って、隠し階段とか? 今まであった?」
「あったらいくらなんでも言うよ」
ノリスがかたん、と首を横にかしげる。
「台所と大広間にはなかったよ」
「あるとしたら?」
「廊下か、エントランスかな?」
「だったらさっさと調べんかー!!!」
ガルガドの怒鳴り声。
「向こうはパラサがいるし、大丈夫だね。とっくの昔に外に出てるかも」
その様子を見ていたレジィナが大きくため息をつきながら呟いた。
■最近は火曜日のラブシック、金曜日の泡ぽこだったんですけどね。
うはははは、そんな枠組み知ったことかー!(実際そんなの気にしてたの自分だけだろうしね)
というわけで、今日はラブシックも泡ぽこもアップしてみました。
なんとなく。
深い理由はありません。
そうそう。
クレアさんはいつでも受付中(笑)スイフリーつきはなおよろし。
いまだ届かず。
「これって、向こう側には誰も立ち入れない空間があるってこと?」
エキューが壁をコンコンと叩きながら尋ねる。
「そうでしょうね。台所は屋敷の北側中央にありましたし、入り口はこちら側だけでした。つまり、台所西側は新しくできた壁と、元の壁で入り口のない空間になっているでしょう」
グイズノーが頷くのをみて、エキューはノリスを見た。
「なんとかその西側にいけないかな?誰も立ち入れないんだったら、何かありそうな気がしない?」
「んー。じゃあ、調べてみる」
バスと共に西側へ行く方法がないか探り出したノリスをみて、ガルガドは少しため息をつく。あのヘボシーフで何とかなるだろうか。
「心配ですか?」
いつの間にかクレアが隣に立っていて、ノリスへ視線を向けた状態で尋ねる。
「あれが、ではなく、今後を考えると少々心配かの」
「そうですか。……貴方はノリスさんを心配しているように見えたのですけど」
「まあ、それも心配ではある」
「確かに無邪気で多少心配な部分はありますけど、有能に見えますよ」
「ここまで成長するまでどれだけワシが苦労をしたか……しかもそれもまだ続きそうでの……」
「マイリー神官は自分の仕える勇者を探すか、もしくはその存在に自分がなるか、ですよね? 貴方の場合、彼ですか?」
「お前さん、ワシの胃に穴をあけるつもりか」
ガルガドが苦笑する。
「でも、神の試練はいつでも厳しく、それでいて暖かで明確な導きがあるでしょう?」
「お前さんにもあったのか?」
「未だに修行中です。理解したと思ったらすり抜けていく、そんな感じです」
ガルガドはクレアを見上げる。彼女は壁をじっと見ているだけだ。
「こんなに困った状況なのに、何もできないのは歯がゆいですね」
「駄目ー。全然駄目ー」
ノリスとバスは、ココからでは西側に行けないと結論付けたようだった。
「床に穴あけちゃいましょうか。こういうところでしたら、修理代の請求もないでしょうし」
「ソレは最終手段だね」
グイズノーの提案に、エキューは肩をすくめて見せた。
「向こうに行くため、だよね?」
ノリスが壁を指す。
「もしくは外に脱出だけでも。向こう側に外から入れるって可能性もあるし」
「この壁自体をどうにかする方法はなさそうだけど、例えば屋根裏とか地下室とか、そういう方向からの侵入かな? 脱出も」
「地下って、隠し階段とか? 今まであった?」
「あったらいくらなんでも言うよ」
ノリスがかたん、と首を横にかしげる。
「台所と大広間にはなかったよ」
「あるとしたら?」
「廊下か、エントランスかな?」
「だったらさっさと調べんかー!!!」
ガルガドの怒鳴り声。
「向こうはパラサがいるし、大丈夫だね。とっくの昔に外に出てるかも」
その様子を見ていたレジィナが大きくため息をつきながら呟いた。
■最近は火曜日のラブシック、金曜日の泡ぽこだったんですけどね。
うはははは、そんな枠組み知ったことかー!(実際そんなの気にしてたの自分だけだろうしね)
というわけで、今日はラブシックも泡ぽこもアップしてみました。
なんとなく。
深い理由はありません。
そうそう。
クレアさんはいつでも受付中(笑)スイフリーつきはなおよろし。
いまだ届かず。
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