泡だとかぽこだとか。時折ルージュとか。初めての方は「各カテゴリ説明」をお読みください。
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「何事だ?」
「地震?」
ノリスとアーチボルトは口々に言いながら辺りを見る。ノリスはさっきまで階段に座っていたのにもう立ち上がっているあたり、実はかなり実力があるのかもしれない、とアーチボルトは内心思う。もちろん口にはしない。
揺れはすぐ収まった。あたりは静まり返っていて、何の変化も無い。
「しかし……誰もおきてこないというのはどういうことだ?」
アーチボルトは首をかしげる。
「すぐに収まったから寝なおしたんじゃない?」
ノリスは能天気に言うと、再び階段に座ろうとする。アーチボルトはソレを阻止し、ノリスを立たせる。
「どうも納得がいかない。ノリスは右側を見てきたまえ。私は左側を見てこよう」
「何を?」
きょとんとするノリスに、アーチボルトは呆れたような視線を送ってから
「とりあえず二階の、右側だ。異変が無いか見てきたまえ。私は左側を見てこよう。仲間がおきてきていたら、何か無かったか聞きたまえ。1階は2階の確認後、一緒に見に行くぞ」
「じゃあ2階も一緒でいいんじゃないの?」
「2階は仲間が沢山居る。単独行動でも問題あるまい。今は迅速に仲間に被害が無いか確かめるのが先決だ」
「ふーん」
分かっているのか居ないのかよくわからない返答とともにノリス頷く。
「わかった、じゃあ、右側見てくるね」
階段前のスペースでノリスと別れ、アーチボルトは屋敷の左側を見て回る。扉はどれも閉まったままで、変化は無い。こういう騒ぎであれば真っ先にパラサが飛び出してきそうなものだが、それもない。警戒心の強いスイフリーも現状把握に来ない。
(妙だ)
思いながら、廊下の分かれ道まで来る。左側にはパラサの部屋とスイフリーの部屋だ。見える範囲に変化は無い。右手側は暫く長く廊下が続く。行き止まりには窓がある。自分の部屋はこの突き当たりから数歩右側にドアがある。部屋の中を覗いたが、荷物など崩れた様子は無かった。
ココから突き当りまで、向かい合うように部屋は配置されている。左手側、つまり屋敷の外側にはフィリス、ヒースクリフがそれぞれ部屋をとった。右側、つまり内側にはマウナとイリーナ。イリーナが階段側の部屋だ。見える範囲には、そのどれも変化は無い。
一応、念のため廊下の突き当たりまで歩いてみた。窓の外は暗視ができない自分にはよくわからないが、まだ雨は降っているようで窓を雨粒が叩く音がする。
(考えすぎか)
彼は皮肉げに口を吊り上げると、来た道を戻り始めた。相変わらず、仲間が廊下に出てくる感じはなく、辺りは静かなものである。
廊下の曲がり角を曲がる。
とりあえず階段前のスペースでノリスと落ち合ったら、1階の探索だ。
「!?」
彼は屋敷の変化に思わず息を呑む。そしてそのスペースに走った。
「なんだ、コレは!」
思わず叫ぶ。
屋敷は様変わりしていた。
自分とノリスが警戒に当たっていた階段前のスペースの、丁度中央に壁ができていた。ソレはご丁寧にも天井まで達していて、屋敷の右半分と左半分を分断している。階段も、吹き抜けスペースも、二階から見えていた一階のエントランスも、すべてが壁で半分にされている。
「ノリス!」
叫んでみたが、壁の向こうから返事は無い。
振り返って手近なパラサのドアを蹴り飛ばす。返事があってもなくても気にせず、次にスイフリーの部屋のドアを蹴っ飛ばし、そのまま走って廊下の突き当りまで行くと、ヒースの部屋から順番にドアを叩いて回った。
戻った頃には、部屋から出てきたらしいパラサとスイフリーがそれぞれ新たに増えた壁を見て呆然としていた。
■漸くパーティー正式分断!
ちなみに左側パーティーは「アーチー、フィリス、スイフリー、パラサ、イリーナ、ヒース、マウナ」の7人。
厳正なる投票の結果。見事に偏ったパーティーだ。
■友人たちに、好きなキャラを7人挙げてもらって、得票でパーティーわけをしました。
左側パーティーは通称Aチーム。
残りの右側はBチーム。彼らは「1票だけ取った人」で構成されてます。
え?
Aチーム?
……マウナさんが0票だったなんて、口が裂けてもいえません(笑
「地震?」
ノリスとアーチボルトは口々に言いながら辺りを見る。ノリスはさっきまで階段に座っていたのにもう立ち上がっているあたり、実はかなり実力があるのかもしれない、とアーチボルトは内心思う。もちろん口にはしない。
揺れはすぐ収まった。あたりは静まり返っていて、何の変化も無い。
「しかし……誰もおきてこないというのはどういうことだ?」
アーチボルトは首をかしげる。
「すぐに収まったから寝なおしたんじゃない?」
ノリスは能天気に言うと、再び階段に座ろうとする。アーチボルトはソレを阻止し、ノリスを立たせる。
「どうも納得がいかない。ノリスは右側を見てきたまえ。私は左側を見てこよう」
「何を?」
きょとんとするノリスに、アーチボルトは呆れたような視線を送ってから
「とりあえず二階の、右側だ。異変が無いか見てきたまえ。私は左側を見てこよう。仲間がおきてきていたら、何か無かったか聞きたまえ。1階は2階の確認後、一緒に見に行くぞ」
「じゃあ2階も一緒でいいんじゃないの?」
「2階は仲間が沢山居る。単独行動でも問題あるまい。今は迅速に仲間に被害が無いか確かめるのが先決だ」
「ふーん」
分かっているのか居ないのかよくわからない返答とともにノリス頷く。
「わかった、じゃあ、右側見てくるね」
階段前のスペースでノリスと別れ、アーチボルトは屋敷の左側を見て回る。扉はどれも閉まったままで、変化は無い。こういう騒ぎであれば真っ先にパラサが飛び出してきそうなものだが、それもない。警戒心の強いスイフリーも現状把握に来ない。
(妙だ)
思いながら、廊下の分かれ道まで来る。左側にはパラサの部屋とスイフリーの部屋だ。見える範囲に変化は無い。右手側は暫く長く廊下が続く。行き止まりには窓がある。自分の部屋はこの突き当たりから数歩右側にドアがある。部屋の中を覗いたが、荷物など崩れた様子は無かった。
ココから突き当りまで、向かい合うように部屋は配置されている。左手側、つまり屋敷の外側にはフィリス、ヒースクリフがそれぞれ部屋をとった。右側、つまり内側にはマウナとイリーナ。イリーナが階段側の部屋だ。見える範囲には、そのどれも変化は無い。
一応、念のため廊下の突き当たりまで歩いてみた。窓の外は暗視ができない自分にはよくわからないが、まだ雨は降っているようで窓を雨粒が叩く音がする。
(考えすぎか)
彼は皮肉げに口を吊り上げると、来た道を戻り始めた。相変わらず、仲間が廊下に出てくる感じはなく、辺りは静かなものである。
廊下の曲がり角を曲がる。
とりあえず階段前のスペースでノリスと落ち合ったら、1階の探索だ。
「!?」
彼は屋敷の変化に思わず息を呑む。そしてそのスペースに走った。
「なんだ、コレは!」
思わず叫ぶ。
屋敷は様変わりしていた。
自分とノリスが警戒に当たっていた階段前のスペースの、丁度中央に壁ができていた。ソレはご丁寧にも天井まで達していて、屋敷の右半分と左半分を分断している。階段も、吹き抜けスペースも、二階から見えていた一階のエントランスも、すべてが壁で半分にされている。
「ノリス!」
叫んでみたが、壁の向こうから返事は無い。
振り返って手近なパラサのドアを蹴り飛ばす。返事があってもなくても気にせず、次にスイフリーの部屋のドアを蹴っ飛ばし、そのまま走って廊下の突き当りまで行くと、ヒースの部屋から順番にドアを叩いて回った。
戻った頃には、部屋から出てきたらしいパラサとスイフリーがそれぞれ新たに増えた壁を見て呆然としていた。
■漸くパーティー正式分断!
ちなみに左側パーティーは「アーチー、フィリス、スイフリー、パラサ、イリーナ、ヒース、マウナ」の7人。
厳正なる投票の結果。見事に偏ったパーティーだ。
■友人たちに、好きなキャラを7人挙げてもらって、得票でパーティーわけをしました。
左側パーティーは通称Aチーム。
残りの右側はBチーム。彼らは「1票だけ取った人」で構成されてます。
え?
Aチーム?
……マウナさんが0票だったなんて、口が裂けてもいえません(笑
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