選択 Date : 2008/04/20 (Sun) TB : CM : 0 Category : 落書き

オラン陥落とかアノス侵攻とか色々ショックな情報が耳に届いた頃にちょっと書いてみた殴り書き。
意図的にセリフのみで地の分なしです。
泡さんたちの会話。
興味のある方だけどうぞ。

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「わたしはオランだな。アノスに領民がいるのは確かだが、やはり実家は気になる。皆難儀しているに違いないからな」
「あたしもオラン。アーチーが行くってのもあるけど、実家がねー……。実家なんか大っキライだけど、やっぱりね、魔術師の家だし。助けられるなら、行きたいかな」
「わたくしもオランです。アノスはわたくしがいても仕方ないでしょうし、オランならやれることもあるでしょう。まあ、オランの神殿には恩義がありますからね」
「わたしはアノスのお城に行く。リズやトップや、団長さんたちが心配だもん。クレアさんがいるから大丈夫だろうけど、やっぱりね、いてあげればできることがあるかもしれないから」
「オレとはとこはアノスー。クレアねぇちゃんがいるもんー。好きな女を助けるのに、理由も理屈もいらないにゅ。ねー？　はとこ」
「あら、そぉなの？　スイフリー」
「やかましい。みすみす城を手放してたまるか。わたしとて城主の一人、アーチーがいなくともうまくやっておくさ。よってあの女は関係ない」
「たてまえーたてまえー」
「やかましい」
「まあ、なんだ。それぞれまたしばらく別行動だが、今までどおり連絡はとりあおう。なに、わたしたちなら問題なく生き残れるさ。……皆の無事を祈る」


「平和になったら落ち合おう」